2022年11月の記事一覧
修学旅行2日目【11月1日】
時刻は朝、6時すぎ。2日目は、あいにくの曇天でした。風も冷たく昨日とは打って変わり冬の到来を感じました。修学旅行後半は、どんな展開になるのでしょうか・・。
起床後の部屋の片付けや荷物まとめをスムーズに行い、朝食をいただきました。皆、体調jもよく元気です。
紅葉を見ながらの朝食は、ご飯が進みました。
朝食後は、退館式。お世話になった旅館の方々には、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
2日目のスタートは、芦ノ湖湖畔を歩いた後、旧東海道の杉並木を歩き、江戸時代の旅人の雰囲気を味わいます。
旅館のそばにある、箱根神社の大鳥居を通り、芦ノ湖湖畔を進むと・・・
富士山が見えました。右手は、湖上にある箱根神社の鳥居(ライトアップされていました)
曇天の景色も、おつな感じです。
そして、旧東海道へ・・・。
歩くこと20分弱。箱根関所の手前の公園に到着しました。
そこに、箱根八里の碑がありました。
ガイドさんが、箱根八里の歌の意味を解説してくださいました。
箱根八里
作曲 鳥居 忱(とりい まこと) 作詞 滝 廉太郎(たき れんたろう)
箱根の山は 天下の嶮(けん)
函谷關(かんこくかん)も ものならず
萬丈(ばんじょう)の山 千仞(せんじん)の谷
前に聳(そび)へ 後方(しりえ)に支ふ
雲は山を巡り 霧は谷を閉ざす
昼猶闇(ひるなほくら)き 杉の並木
羊腸の小徑は 苔滑らか
一夫關に當るや(あたるや) 萬夫も開くなし
天下に旅する 剛氣の武士(もののふ)
大刀(だいとう)腰に 足駄(あしだ)がけ
八里の岩根(いわね) 踏みならす
かくこそありしか 往時の武士
歌詞の意味や実際の歌は、以下のサイトをご覧ください。
https://www.worldfolksong.com/songbook/japan/hakone_hachiri.htm
引用元:Webサイト『世界の民謡・童謡』
そして、箱根の関所に入ろうとすると・・・
門番に呼び止められてしまい・・・・?。
あわや・・のところをかいくぐりました。(ちなみに、関所破りにはなりませんでした。)
関所の役割とここを通る旅人のことを理解することができました。
次は、芦ノ湖の遊覧船が6年生を待っています。
船長帽をかぶせていただきました。
昨年度のような快晴ではありませんでしたが、貸切状態の遊覧船を十分楽しませていただきました。
水陸両用バスも運行していました。
旅も終盤となりました。最後の目的地、小田原に向かいます。
小田原は、戦国時代の終わりに最後まで、天下統一を目指していた豊臣秀吉に抵抗したまちです。
その中心が、北条五代を領主とする小田原城でした。その難攻不落のお城の様子を知ることができました。
北条家の家臣になった児童もいました。
天守にあがってみると、小田原のまちは、南の相模湾(海)東と北と西は、山地に囲まれていることがわかります。特に西側=信長・秀吉・家康が拠点としていた三河・尾張・大阪側には、険しい箱根の山があることに気づきます。鎌倉のまちも、同じような地形のところに開かれています。
相州(神奈川県)は、武州(埼玉県)とはかなり違う土地であることを6年生は、見て、歩いて、感じたことと思います。
小田原のことを詳しく知りたい方は、以下のURLへ
小田原市HP https://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/
ちなみに、後ろの建物は、小田原市立三の丸小学校です。お城にデザインを合わせています。
時刻は、14時。なおごり惜しいですが、帰路に向かうバスに乗車です。
帰りも、すいすいバスは進み、16時過ぎに学校に到着しました。
たくさんのお土産とお土産話をもって、6年生は帰宅しました。
編集後記
昨年、2年ぶりの林間学校に赤帽子のみなさんと出かけました。あれから1年3か月。あっという間に月日が流れ、卒業まで5か月となりました。2日間の6年生の様子をみていて、昨年の林間学校で学んだんこと(身に着けたこと)が、生かされていると感じる場面が多々ありました。宿泊体験の意義を改めて感じました。
小学校最後の〇〇が、また一つ終わりました。クラスの友達と話したり、遊んだりしたことは、最高の思い出になったことと思います。「同じ釜のめしを食べた仲」という言葉があります。家庭を離れ、クラスの仲間と寝食を共にした体験は、その後の人間関係を良好にしてくれるものと思います。卒業をした後も、「同じ釜のめしを食べた仲」として、豊かな人生を過ごしてほしいと願ってます。
それと、もう一つ。修学旅行から帰った日の翌日に配付した学校だより「修学旅行の恩送り」を今一度、読んでいただければと思います。コロナ禍での修学旅行とはいえ、実に多くの方々のおかげで今年も修学旅行が実施できました。6年生のために力を尽くしてくださった方々の恩を今度は別の人へ送る「恩送り」をする番に6年生はあると思います。修学旅行の2日間のことを決して当たり前の2日間と思わず、その形は、一人一人違っていてよいので、恩送りの実践を6年生にお願いします。
今年の修学旅行を支えてくださった方々、保護者の皆様に感謝申し上げ、編集後記といたします。
閲覧いただき、誠にありがとうございました。
令和4年11月6日