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バス 林間学校3日目(2023/7/30)

赤城山の朝は、最高です!

太陽が昇る前の大沼 湖霧が水面をすべるように流れていました。

森からは、鳥のさえずりが心地よく聞こえ、時折、きつつき(または、くまげら)が、木をつつく音が響きます。まるで、鳥たちが合奏をしているようでした。曲名は「赤城山の朝・夏」という感じです。

 

「ダイヤモンドくろび」の出現

「くろび」とは、赤城山の中で最高峰(最も標高が高い山)の黒檜山(標高1828m)のことです。

旅館の外から毎日子供たちが目にしていた山です。

太陽が、顔を出しました。湖面に映る線対称の映像は、大沼ならの景色です。

今日も、暑くなりそうです。林間学校最終日。どんな1日になるのでしょうか。

 

 6時30分 朝の集い 

 ラジオ体操をする光景。何十年も前から続く林間学校ならではのものです。

赤とんぼも朝の集いに集まってきました。さあ、この後は朝ご飯の時間です。

3日目の朝食 

ご飯が、炊きたてで、美味しかったです。

 

帰り支度をした後、3日目の活動「屈巣小・共和小合同班別ハイキング・協力して暗号を解き明かせ!」を開始しました。

出発前の自己紹介タイム

先生からは、万が一のときの行動について話がありました。

 

さあ、行くぞ!!

先生たちは、先にポイントに移動して、子どもたちの通過を待ちました。

子どもたちは、下の地図を手掛かりに湖畔を歩いたり、林道を歩いたり、神社を巡ったりしました。

コースは、青い線をたどります。昨日モーターボートに乗った場所がゴールです。

 

子どもたちは、自分たちの判断で知らない所を歩き進めました。

仲間と一緒なら、大丈夫!!

 

湖畔の様子

林間コースの様子

日曜日のためか、ランナーが多く心配もしました。

湖畔コースからは、宿泊先の旅館が見えました。美しい空と山の色です。

左の山が、昨日登った地蔵岳(標高1674m)です。頂上のタワーが目印です。

上の写真の右端の方には、次のような水門があります。

山のふもとの水不足を解消するために大沼の水を送っています。今年は、雨が少なく湖畔がいつもより広くなっています。それだけ水が少ないということですが、ふもとの人の生活を維持するために量を決めて放水をしています。水が、貴重な自然の資源であることを感じることができる場所でした。昨年度は、水が多くて湖畔を歩くことができなかったことを思い出しました。

 

子どもたちを発見!! ちょっとホッとしました

しばらくすると、全ての子どもたちが、ポイントを通過していきました。ちょっとした探険気分を味わえたことと思います。

途中、赤城神社で、班別の写真を撮影しました。

ゴールまであと少し。もうひと頑張りしよう!

ゴール地点には、「AKAGI」にロゴがありました。

ところで、チェックポイントで集めたキーワードはどうなっていたのでしょう?

7つの文字を並べ替えると「りょ・か・ん・の・な・ま・え」となりました。

クイズの正解は「青木旅館」となりました。

すべての班が、正解しました。

ちょっとした工夫で、ハイキングが楽しくなりました。企画をした両校の先生方に、拍手!!

 

予定よりも、早く旅館にもどれたので、お昼ごはんまで、両校交じって遊ぶこともできました。

ところで、今日は、前橋で40℃の予報が出ているけど・・・・・

午前11時30分ころの旅館の気温はなんと、21.5℃(玄関先の日陰)

天然クーラーの中で過ごせた、赤城山の自然に感謝ですね。

 

最後のお食事 カレーライス(おかわりし放題)

 

午後1時前

ついに、閉校式の時間となってしまいました。帰りたくないなぁという声も聞こえてきました。

旅館の方からも、子どもたちの3日間の行動についてお褒めの言葉をいただきました。

最後は、3日間一緒に生活し、楽しい時間を過ごした両校の子どもたち同士が、お互いに感謝の気持ちを伝えました。

次は、6年生のバスケットボール大会で対戦する仲間です。それまで、それぞれに、磨き合いさらに成長して会うことができるとよいですね。

 

学校到着式

ほぼ、予定どおりに帰校しました。赤城山より10度以上も違う暑さのため、急きょ、理科室で式を行いました。最後まで、しっかりした態度で臨んでいました。

担任の先生からは、3日間の係ごとの活躍ぶりやクラスとして高まったことを伝えました。

3日間、ともに楽しい時間が過ごせたことに感謝です。

 

屈巣小林間学校長より

 今年も林間学校長として、参加させていただきました。去年も感じたことなのですが、「屈巣っ子のみんなは、素直で素晴らしい。だからこそ、この3日間はかけがえのない成長する機会になったのでは」と感じています。
 今回も出発式で私は、林間学校で学んできて欲しいこととして、(1)豊かな自然の中で、自然の素晴らしさを味わってくること。(2)集団生活を通して、協力する楽しさを感じ取ってくること、の2点をあげました。この2つのことを達成するために、子どもたちに意識して頑張ってほしいこととして、①何事も前向きに頑張っていくこと。②5分前行動を意識して行動することを伝えました。①の前向きに頑張るでは、「暑いー」とか「疲れたー」等のマイナスの言葉はほとんど聞こえず、仲間を励ます言葉や思いやる行動等、たくさんの場面で見たり聞いたりすることができました。②の5分前行動では、初めのうちはできなかった所もありましたが、だんだんとできるようになり、最後にはどの子も意識して行動することができるようになりました。
 最終日の学校到着式で「この林間学校、どうして楽しく行けたのかな?」と聞いてみたところ、1つは、たくさんの周りの人たちのおかげだと答えていました。みなさんは、周りの人に支えられて、囲まれて、生活していること、そしてそのような人々に「ありがとう」の気持ちをもってこれからも生活していけるといいねと伝えました。そしてもう1つ、「自分自身がこの3日間、めあてをもって意識して行動し、頑張ったからだよ」とも伝えました。
 この3日間で、日々成長していく子どもたちの様子を感じ取ることができて、私自身も大変うれしく思いました。この林間学校で学んだことをこれからからの生活に生かして、さらに成長していくことを願っています。
 最後に、林間学校に際しまして、保護者の皆様には、ご支援とご協力をいただき、誠にありがとうございました。おかげ様で全行程、無事に行ってくることができました。今後とも家庭と学校で連携・協力しながら、子どもたちを温かく見守り続けていければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 鴻巣市立屈巣小学校 教頭 櫻井 直人

 

思い出いっぱいのしおり