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令和5年度 あかぎ山林間学校

遠足 林間学校1日目(2023/7/28)

2023年度 あかぎ山林間学校 紀行

写真撮影時の状況・画像の仕上がり具合等、引率教員が撮影したものを使用している関係から、子どもたちが写真に写っている回数に差があることを予めご了承ください。また、その場の様子をお伝えすることを第一に考えて編集をしておりますので、何卒、ご容赦ください。

今年は、連日猛暑日が続き、朝から大変暑い日となりました。

照りつける日差しが、朝から痛いです。

子どもたちが集まりました。時刻は、午前7時半すぎ。出発式が始まります。

林間学校長(本校教頭)からのメッセージ

担任の話に聞き入る子どもたち

お見送りのお家の方々

 

 いよいよ出発だ!! 

2時間半ほど、バスで移動して「赤城ふれあいの森」に到着しました。

 

早速、本だなづくりを開始

板を合わせて釘を打つことがなかなか難しいようでした。お互いに助けあって作業をしています。

ゆがんでいないか、水平にしています。真剣な眼差しです。

 

完成させた後のお弁当は、格別の味だったことでしょう。

外は、あまりにも暑いので、屋内で食べました。この後、赤城山大沼に向かいました。

 

ここが赤城山・大沼!

旅館に向かう前に、大沼の湖畔(写真の右サイド)をゆっくり30分ほど散策しました。

地図の緑色のコースになります。

14時頃、3日間お世話になる青木旅館さんに到着しました。

青木旅館の歴史 👇クリック

https://www.aokiryokan.co.jp/history/

 

早速、開校式です。

入館後は、大部屋に集合して共和小の児童と交流会をしました。

そして、入浴・夕ご飯と済ませ、キャンプファイヤーの準備にとりかかりました。

 

みんなで燃え上がろう キャンプファイヤー

火の神登場 

誓いの言葉を代表児童が述べました。

林間学校の成功を願って 点火

みごとに、ファイヤーの炎が立ち上がりました。

子どもたちの心にも炎がともり、大はしゃぎ!!

共和小の5年生とも仲良くなりました。

花火も打ち上げましたが、写真に収めることができませんでした。すみません。

1時間半ほど、歌ったり、踊ったり、叫んだりして、赤城山の夜を楽しみました。

 

もう寝るしたくをしないとなのかぁ・・・

寝る準備?それとも寝る練習?まだ消灯まではだいぶ時間があるよ

この後、ほどなくして子どもたちは、眠りについてしましました。

クーラーに頼らず、快適な眠りとなったようです。

今日のベストショット

林間学校といえば、キャンプファイヤー

そのオープニングで、4つの火を授かり、誓いの言葉をみんなで述べました。

友情の火 協力の火 誠実の火 健康の火

この4つの火は、屈巣小に戻っても子どもたちの心に灯り続けることでしょう。

おまけコーナー

以下のサイトから、子どもたちが訪れた赤城のことを知ることができます。

よろしければ、閲覧ください。 

前橋まるごとガイドHP https://www.maebashi-cvb.com

 

昼 林間学校2日目(2023/7/29)

朝6時の気温は、18度 とても快適です

林間学校2日目の朝です。今日も朝から晴れ渡っています。写真は、旅館前の湖畔に臨時に設けられた船着き場です。2日目は、ピンクのコースをたどり、16時頃ここに船で到着して、上陸します。

赤城山という山は、ない!!

 上の写真は、地図の左手の薬師岳・陣笠山方向を映しています。地図を見るとわかりますが、赤城山という山が、ありません。赤城山は、大沼や小沼を囲む外輪山を総称した呼名です。長野の八ヶ岳も同じで、八ヶ岳という山は存在しません。

赤城山の地形図

 

6:30 朝の集い

 埼玉の寝苦しい夜とは違い、久しぶりによく寝られたようで、朝から動きがよい子どもたちでした。ラジオ体操をして、湖畔のおいしい空気をたくさん吸っています。

「動かない鹿たち」も、例年どおり、朝の集いに参加しています。

「今日は、地蔵岳登山があるけど、みんなでがんばろう」と話しています。

朝ご飯をいただきます!!

いよいよ、登山に向けて出発!

山登りのガイドさんから、登山のコツや注意点を伺いました。頂上まで、ゆっくり進んで約2時間。全員でゴールをめざしました。旅館からは、登山道入り口までバスに乗りました。

はじめのころは、余裕を見せていましたが・・・

だんだんときつくなってきました。

 

もうすぐ頂上だ! がんばろう!

 ついに、頂上!! 

きょうは、少し曇っているから景色もかすんでいるけど、爽快感200%だ!

眼下に、大沼が見えています。向かいの山が、黒檜山(くろびさん)で赤城山の最高峰です。

今年もみんなで登りきりました。

共和小のお友達もがんばりました。

しばらく、山頂からの絶景や空気を味わい、元気が回復したところで、お弁当が待つ小沼へ向かいました。下の写真が小沼です。

 

 12:00ちょっとすぎ、小沼に到着 

湖畔で、おいしいおにぎりのお弁当を食べました。

その後、突然「屈巣小名物・水切り大会」の開催となりました。

最高記録に思わずガッツポーズ!!

負けじと、次々投げています。先生も参加しています。

ちなみに、水切りの世界記録は、なんと88段(回)とのことです。

興味のある人は、以下のサイトをご覧ください。

「川遊びmap 水切りコーナー」

http://www.kawa-asobi.net/stone-skipping/20180213_5814

 

ひとしきり遊んだあとは、集合写真の撮影

お弁当を食べて、元気が回復しました。

ここから、鳥居峠・覚満淵をめざして40分ぐらい山道を下りました。

覚満淵の木道

いつもならば、木道の下に水があるのですが、今年は雨が少なく、植物が枯れている部分もありました。

疲れをしらない子どもたちです。この後、モーターボートで旅館に帰ります。

 いよいよ、モーターボートに乗船 

初体験の子も多く、船内はとても盛り上がっていました。

運転手さんの見事な舵さばきで、たくさん楽しませていただきました。

旅館に到着すると、アイスが待っていました。

疲れた体には、アイスが一番! 「あたり」の出た子もいましたね。

 

入浴を待っている間の男子部屋の様子

「だるまさんが転んだ」をしています。

 

入浴・お土産の買い物をした後、お楽しみの夕食となりました。

地蔵岳頂上制覇に、乾杯!!!

夕闇せまる赤城山

食後、旅館の外に出てみると西の空がまだ明るく、赤城山の外輪山の美しいシルエットを見ることができました。その頃子どもたちは、というと・・・・・

部屋での「はがき書き」に苦戦していました。

書き終えたら自由時間!!!!

この後、子どもたちは、さすがに、疲れたのでしょう。21時すぎには、部屋がシーンとなっていました。

二日目も無事終了しました。5年生の体力・気力・活力に拍手です。明日は、どんな一日となるのでしょう。楽しみです。おやすみなさい。

今日のベストショット

地蔵岳山頂で、引率教員の指に止まった赤とんぼ

後方右には、5年生の子どもたちが写っています。今年は、暑い夏なので赤とんぼが標高の高いところで大量に避暑をしています。秋になって涼しくなると平野部におりていきます。鴻巣では、いつごろ赤とんぼを見かけることができるのかな。

バス 林間学校3日目(2023/7/30)

赤城山の朝は、最高です!

太陽が昇る前の大沼 湖霧が水面をすべるように流れていました。

森からは、鳥のさえずりが心地よく聞こえ、時折、きつつき(または、くまげら)が、木をつつく音が響きます。まるで、鳥たちが合奏をしているようでした。曲名は「赤城山の朝・夏」という感じです。

 

「ダイヤモンドくろび」の出現

「くろび」とは、赤城山の中で最高峰(最も標高が高い山)の黒檜山(標高1828m)のことです。

旅館の外から毎日子供たちが目にしていた山です。

太陽が、顔を出しました。湖面に映る線対称の映像は、大沼ならの景色です。

今日も、暑くなりそうです。林間学校最終日。どんな1日になるのでしょうか。

 

 6時30分 朝の集い 

 ラジオ体操をする光景。何十年も前から続く林間学校ならではのものです。

赤とんぼも朝の集いに集まってきました。さあ、この後は朝ご飯の時間です。

3日目の朝食 

ご飯が、炊きたてで、美味しかったです。

 

帰り支度をした後、3日目の活動「屈巣小・共和小合同班別ハイキング・協力して暗号を解き明かせ!」を開始しました。

出発前の自己紹介タイム

先生からは、万が一のときの行動について話がありました。

 

さあ、行くぞ!!

先生たちは、先にポイントに移動して、子どもたちの通過を待ちました。

子どもたちは、下の地図を手掛かりに湖畔を歩いたり、林道を歩いたり、神社を巡ったりしました。

コースは、青い線をたどります。昨日モーターボートに乗った場所がゴールです。

 

子どもたちは、自分たちの判断で知らない所を歩き進めました。

仲間と一緒なら、大丈夫!!

 

湖畔の様子

林間コースの様子

日曜日のためか、ランナーが多く心配もしました。

湖畔コースからは、宿泊先の旅館が見えました。美しい空と山の色です。

左の山が、昨日登った地蔵岳(標高1674m)です。頂上のタワーが目印です。

上の写真の右端の方には、次のような水門があります。

山のふもとの水不足を解消するために大沼の水を送っています。今年は、雨が少なく湖畔がいつもより広くなっています。それだけ水が少ないということですが、ふもとの人の生活を維持するために量を決めて放水をしています。水が、貴重な自然の資源であることを感じることができる場所でした。昨年度は、水が多くて湖畔を歩くことができなかったことを思い出しました。

 

子どもたちを発見!! ちょっとホッとしました

しばらくすると、全ての子どもたちが、ポイントを通過していきました。ちょっとした探険気分を味わえたことと思います。

途中、赤城神社で、班別の写真を撮影しました。

ゴールまであと少し。もうひと頑張りしよう!

ゴール地点には、「AKAGI」にロゴがありました。

ところで、チェックポイントで集めたキーワードはどうなっていたのでしょう?

7つの文字を並べ替えると「りょ・か・ん・の・な・ま・え」となりました。

クイズの正解は「青木旅館」となりました。

すべての班が、正解しました。

ちょっとした工夫で、ハイキングが楽しくなりました。企画をした両校の先生方に、拍手!!

 

予定よりも、早く旅館にもどれたので、お昼ごはんまで、両校交じって遊ぶこともできました。

ところで、今日は、前橋で40℃の予報が出ているけど・・・・・

午前11時30分ころの旅館の気温はなんと、21.5℃(玄関先の日陰)

天然クーラーの中で過ごせた、赤城山の自然に感謝ですね。

 

最後のお食事 カレーライス(おかわりし放題)

 

午後1時前

ついに、閉校式の時間となってしまいました。帰りたくないなぁという声も聞こえてきました。

旅館の方からも、子どもたちの3日間の行動についてお褒めの言葉をいただきました。

最後は、3日間一緒に生活し、楽しい時間を過ごした両校の子どもたち同士が、お互いに感謝の気持ちを伝えました。

次は、6年生のバスケットボール大会で対戦する仲間です。それまで、それぞれに、磨き合いさらに成長して会うことができるとよいですね。

 

学校到着式

ほぼ、予定どおりに帰校しました。赤城山より10度以上も違う暑さのため、急きょ、理科室で式を行いました。最後まで、しっかりした態度で臨んでいました。

担任の先生からは、3日間の係ごとの活躍ぶりやクラスとして高まったことを伝えました。

3日間、ともに楽しい時間が過ごせたことに感謝です。

 

屈巣小林間学校長より

 今年も林間学校長として、参加させていただきました。去年も感じたことなのですが、「屈巣っ子のみんなは、素直で素晴らしい。だからこそ、この3日間はかけがえのない成長する機会になったのでは」と感じています。
 今回も出発式で私は、林間学校で学んできて欲しいこととして、(1)豊かな自然の中で、自然の素晴らしさを味わってくること。(2)集団生活を通して、協力する楽しさを感じ取ってくること、の2点をあげました。この2つのことを達成するために、子どもたちに意識して頑張ってほしいこととして、①何事も前向きに頑張っていくこと。②5分前行動を意識して行動することを伝えました。①の前向きに頑張るでは、「暑いー」とか「疲れたー」等のマイナスの言葉はほとんど聞こえず、仲間を励ます言葉や思いやる行動等、たくさんの場面で見たり聞いたりすることができました。②の5分前行動では、初めのうちはできなかった所もありましたが、だんだんとできるようになり、最後にはどの子も意識して行動することができるようになりました。
 最終日の学校到着式で「この林間学校、どうして楽しく行けたのかな?」と聞いてみたところ、1つは、たくさんの周りの人たちのおかげだと答えていました。みなさんは、周りの人に支えられて、囲まれて、生活していること、そしてそのような人々に「ありがとう」の気持ちをもってこれからも生活していけるといいねと伝えました。そしてもう1つ、「自分自身がこの3日間、めあてをもって意識して行動し、頑張ったからだよ」とも伝えました。
 この3日間で、日々成長していく子どもたちの様子を感じ取ることができて、私自身も大変うれしく思いました。この林間学校で学んだことをこれからからの生活に生かして、さらに成長していくことを願っています。
 最後に、林間学校に際しまして、保護者の皆様には、ご支援とご協力をいただき、誠にありがとうございました。おかげ様で全行程、無事に行ってくることができました。今後とも家庭と学校で連携・協力しながら、子どもたちを温かく見守り続けていければと思いますので、よろしくお願いいたします。

 鴻巣市立屈巣小学校 教頭 櫻井 直人

 

思い出いっぱいのしおり