校長あいさつ R5.6~
R6.6_屈巣小愛(We love kususyo.)~その1~
先月、29日(水曜日)に、春の全校花植え活動をしました。1年生から6年生の全員で、1955鉢もの花を1時間足らずの時間で花壇に植えました。1年生は、初めての作業でしたが、ポットの土が地面の上に出ないように、植えることができました。2年生以上は、手慣れたもので、花の茎を痛めることなく、上手にポットから外し、花の列がまっすぐになるように植えていました。
赤いサルビアにブルーサルビア、黄色とオレンジのマリーゴールド、水色のシノグロッサム、赤や白のベコニア、黄色やピンクのポーチュラカと、花農家さんが、手塩にかけた花で、学校が大変にぎやかになりました。芝生の濃い緑と花の色が重なり、互いを引き立てています。
今回植えた、花々は、地元の花農家さんから納品していただいたものです。花農家さんは、みなさん、屈巣小学校を卒業した方々です。作業が終わり、児童がいなくなり花だけになった花壇を見つめていると、「屈巣小の子どもたちのために、また、母校のために、」という花づくりに携わっている方々の気持ちが、陽の光を浴びて輝く様子から伝わってきました。多くの子どもたちにとっては、「知らない人が育てた花」ということになりますが、花に込められた多くの人の思い=「屈巣小愛」を子どもたちには、感じてほしいと思います。
また、5月18日(土)から開始された、校庭の芝刈り作業も、屈巣小の卒業生を中心に構成されているグリーンキーパーズの方々が、先述の花農家さんと同じく、「屈巣小の子どもたちのために、また、母校のために、」という気持ちで、10月半ばまで毎週作業をしてくださります。先日は、駐車場等の草の刈り払いまで、していただきました。これも、屈巣小愛のおかげです。
この他にも、屈巣小愛を児童や学校に向けてくださる方々は、たくさんおられます。(また別の機会でご紹介できればと思っております。)子どもには、その愛をたくさん感じてもらいたいですし、いずれは、未来の屈巣の子(後輩たち)に愛を与えることができる人になってほしいと思います。
5月19日(日曜日)には、朝のテレビ番組で「はなのまち こうのす」が取り上げられ、オープニングのワンシーンで、本校の様子が放映されました。その番組タイトルは、「花 こころに咲かせて」でした。本通信タイトルの「花」も心に咲く花。心の花を育てる愛や慈しみ(=屈巣小愛)に感謝しながら視聴しました。
We love kususyo ! (Weは、屈巣小につながる全ての人)
R6.5_備えあれば、憂いなし 「いざ」というときに備える
麦の穂がいつの間にか伸び、学校のベランダにツバメが巣作りをする時季になりました。田んぼの水路に水が引かれ、田植えの準備も始まりました。この時季の屈巣の光景が、私は一番好きです。
1年生も入学から1か月がすぎ、登下校時の足取りもだいぶしっかりしてきました。3名の交通指導員さんや自主防犯パトロールの方々、スクールガードリーダーさん、そして、保護者の皆様の朝の立哨当番と、多くの方のご協力のおかげで、安全に登下校ができております。毎日、本当にありがとうございます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
さて、昨日、大規模地震を想定した避難訓練と引き渡し訓練(1年生のみ)を実施いたしました。1月の能登半島地震(震度7)に続き、3月の旧騎西町での震度5弱、4月の愛媛県での震度6弱、宮崎県や岩手県での震度5弱と、強い揺れが記録されています。関東大震災級の地震が首都圏で発生すると、鴻巣市付近は震度6弱になると予測されています。
(NHK「命を守る情報サイト」https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/index.htmlより)
鴻巣市内の小中学校においては、「鴻巣市立小・中学校の震災時における児童生徒の安全確保の係る指針(鴻巣市教育委員会策定)」を受け、鴻巣市において「震度5弱以上」の地震が発生した際は、児童生徒の保護者等への引き渡しを実施することとなっています。また、小学校の児童においては、保護者等に確実に引き渡しが行われるまでは、学校に留め置くこととなっております。その際は、学校からメールを配信し、引き取りをお願いすることになりますが、学校からのメールが、地震の影響で遮断され不通となった場合(学校からのメールが入らない場合)でも、鴻巣市での震度が、「5弱以上」であれば保護者への引き渡しとなりますので、予め御承知おきください。この場合は、ニュース等で震度の確認をしていただき、学校へ向かっていただくことになります。なお、学校ホームページの方でも、児童の引き渡しについてお知らせをいたします。お電話での問い合わせは、回線が混み合い「話し中」となることが予測されますので、予めご承知おきください。
また、屈巣小学校は災害時の避難所となります。学校の防災倉庫には、必要最低限の物が備蓄されている状態です。日頃より、いざというときのために、避難時の物品を備えていただけると幸いです。
(鴻巣市公式HP https://www.city.kounosu.saitama.jp/site/saigaitaiou/1911.htmlより)
R6.4_しなやかに、たくましく生きる「くすっ子」を育てるために
半世紀以上前の旧屈巣中学校時代に植えられた正門付近の桜が、今年も開花し見ごろとなりました。また、屈巣小OBの「グリーンキーパーズ」の皆様に手入れをしていただいている校庭の芝生も、日ごとに濃い緑色に変わるなど、春の到来を五感で感じる季節となりました。
さて、本日、32名の新入生を迎え、全校193名の児童とともに令和6年度がスタートしました。お子様のご入学・ご進級おめでとうございます。今年度も全職員が力を合わせ、本校の教育活動の推進に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。特に、この4月1日より新たに着任した教職員につきましては、新たな学校・地域ということで不慣れなゆえに、ご迷惑をおかけすることがあるかと存じますが、一日も早く「屈巣の一員」となるよう、一生懸命励みますので、保護者の皆様・地域の皆様の温かいご支援、ご協力を賜りますことをお願い申し上げます。
今年度の学校経営構想(グランドデザイン)を以下に掲載いたしました。(ホームページ上では、学校概要に掲載)学校では、授業を中心に行事等、様々な教育活動を行います。児童の毎日の活動には、一つ一つ目的や意義があり、目標達成をめざして取り組んでおります。この目標を達成する毎日の営みを、6年間積み重ねた最終的な本校児童の姿を学校教育目標【しなやかに、たくましく生きる「くすっ子」】としております。子どもたちが社会に出て、私たち大人の跡を継いでいくようになるまでには、困難や課題を乗り越えていかなければならない場面がいくつもあります。そのとき、子ども達にはどんな力が必要なのかと考えたとき、人としての「しなやかさとたくましさ」が結び付きました。未来の社会を創る今の屈巣の子どもたちを「しなやかに、たくましく育てる」ことを私どもの使命と捉え、令和6年度の教育活動を進めてまいります。
一方、「本校職員の元気でいきいきとした姿こそが、子どもたちにとっての最大の教育環境」という観点から、職員の働き方改革を進めることも大事な視点となります。留守番電話設定時間の拡大や下校時刻を通常より早める日の設定、登下校中の安全確保を交通指導員さんや地域のボランティアの方々、そして保護者の皆様に担っていただいていることなど、職員の勤務時間外労働時間の適正化につながる取組に、ご理解、ご協力いただいておりますことに改めて感謝申し上げます。今年度も引き続き、皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
3月は、1年間で、一番大切な月
梅の花が早くも満開となりました。春の訪れが思いの外早く、この時季に暖かい日が多いことはありがたいのですが、6・7月はどんな暑さになるのだろうかと、心配をしてしまうほどです。学校の職員玄関には、先週おひな様が飾られ、弥生3月になったことを感じさせてくれています。
さて、令和5年度も残り少なくなりました。3月22日(金)が6年生の卒業式。今回から、在校生代表の5年生や学校評議員さんが参列して、卒業生の門出を祝うこととしました。26名の卒業生が、自信をもって元気に巣立つ日となることを願っています。1~5年生は、3月26日(火)が、修了式となります。
この修了式では、年度の最後の通知表を「修了証」とともに渡します。(6年生は卒業式の日)修了証には、「第〇学年の課程を修了したことを証する」と記載しています。修了とは、その学年で学習する内容を修めて(学んで)終了した(終わらせた)ということになります。しかしながら、1年間の学習内容の習得状況には、個人差ありますので、この3月に再度、復習し、次の学年に備えることが大切となります。その、一つの方法として、学習用端末機(タブレット)に付帯されている「ドリルパーク」やチームス内にある個別指導アプリの「eボード」を利用して、個々の習得状況に応じた復習(自主的な学習)を進めることがあげられます。「eボード」は、問題の解き方・考え方を授業のように動画を用いて解説してくれます。「ドリルパーク」も「eボード」も、前の学年に戻って学習することができ、お薦めのアプリです。【ただし、システムの更新作業があるため、春休み中のタブレットの持ち帰りはしませんので、ご了承ください。】
児童に、確認してほしいことが、もう一点あります。それは、人とのかかわり方=社会性です。例えば、あいさつや返事、ありがとうやごめんなさいなど、対人関係を良好にする言葉を必要な時に、自分から言えるかどうか。また、自分の気持ちをどのように伝えたらよいか、などです。このことには、教科書はありませんが、学年に応じて求められることは、変わっていきます。
6年生は、あと15日間、5年生は、あと17日間、4年生以下は、あと16日間の登校日数です。残り少ない期間ですが、気持ちを落ち着かせて、今日1日の生活を大切に過ごし、次の学年につなげる3月としてまいりたいと思います。特に、C日課で、早帰りになる期間の放課後や春休み期間の過ごし方(交通事故防止・友達との関わり方・人に迷惑をかけない遊び方、SNSの取扱い等)について、ご家庭でも、お子様へのご指導をお願いいたします。
ご理解とご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。
学習用タブレットで、電子図書を読む
季節は間もなく、節分。学校の玄関先には、節分にちなんだものが掲示されています。2月4日は立春。こよみの上では、「春」となります。とはいえ、ここに来て、インフルエンザ・新型コロナ、そしてノロウイルスの感染症が増えてきております。学級閉鎖をする学校もまた出てきております。引き続き、石鹸での手洗いとうがいをこまめに行い、予防に努めたいと思います。
さて、鴻巣市電子図書館を皆様はご存知ですか。利用には、鴻巣市立図書館の利用者カードが必要ですが、カードさえあれば電子図書館を利用するためのIDとパスワードをホームページ上で登録し、その後、すぐ閲覧が可能となります。このシステムを屈巣小学校でも利用できないかと考えましたが、市立図書館のカードを果たして全員が持っているだろうか。持っていない場合は、保護者の方に利用者カードを図書館に作りに行っていただかなければならない。でもそれは、大変、ご面倒をおかけすることになる。やはり、これは難しいかと思いながらも、市立図書館担当の市役所職員の方に相談してみました。そして、数か月が経ち、市内小中学校のモデル校として、屈巣小学校(1校のみ)に先行導入しますというお知らせが、先日届きました。
現在は、まだ、利用開始前のシステム上の設定等をしている段階ですので、各教室やご家庭で学習用タブレットを用いて鴻巣市電子図書館の蔵書を読むができませんが、近々開始できるとのことです。その際は、改めてお知らせをいたしますが、閲覧可能となった際は、利用上の注意点や著作権について十分留意していただくことを保護者の皆様にもお願い申し上げます。(詳細は、閲覧方法等のお知らせの際にご確認ください。)
今回のこのような動きは、以前この場で何回か話題にいたしました、本校児童の語彙(ごい)(言葉)を豊かにする取組の一つとなります。学校の図書室の蔵書数には限りがあり、新刊本の導入も予算の関係から毎年限られています。一方、本校児童の語彙(ごい)の量と質を向上させるためには、読書活動は欠かせないと考え、児童が、できるだけ、多くの本に気軽に触れること(読むこと)ができる環境を整えるために、電子図書館とタブレットを結び付けた次第です。
新しい試みですので、利用上の課題も出てくることと思います。その際は、一つ一つ解決を図りながら、有効活用して参りたいと思います。本取組についてのご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。