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校長あいさつ R5.6~

2025年は、乙巳(きのとみ)の年

新年、明けましておめでとうございます。

 2025年(令和7年)を迎え、皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。今年が皆様にとって幸多い年となりますよう、御祈念申し上げます。また、旧年中は、本校の教育活動に、ご理解とご協力を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。

 さて、今年は、巳年(みどし)。干支(かんし)を組み合わせると、「乙巳(きのとみ)」の年となります。これは、よく耳にする「丙午(ひのえうま)」と同じ言い方になります。「乙巳(きのとみ)」の「乙」は、しなやかに伸びる草木を意味し、「巳」は、脱皮を繰り返すヘビということから、柔軟性のある成長を象徴しているそうです。このことから、「乙巳(きのとみ)」の年は、しなやかさや柔軟性をもって成長できる年になるとのことです。【参照HP:https://www.accessjob.jp/column/23829/#shinayaka:アクセスジョブ】

 今年は、まさに本校の学校教育目標『しなやかに、たくましく生きる「くすっ子」の育成』にぴったりの年となりそうで、とても楽しみです。そのために、今の学年をしっかりと締めくくりたいと思います。

 

なぜ、木々は紅葉するのか SDGsの実践の必要性

 

 校庭のイチョウを初め、落葉樹の紅葉がとても美しく、心を落ち着かせてくれます。また、11月12日に植えたパンジーやビオラも、しっかり根付き少し株を増やしています。まもなく師走ですが、最高気温が15度以上の日が続き寒がりの私にとってはありがたいことです。しかしながら、農作物の収穫など第一次産業に大きな影響が出なければいいなとも思います。ところで、「なぜ、樹木は紅葉するのか。また、紅葉する木としない木があるのはどうしてないのか」と素朴な疑問を感じましたので、調べてみました。

 

 なぜ落葉する木々と常緑のままの木々が,あるのでしょうか。植物は数億年の間に進化する過程で,冬の間は葉を無くしたほうがエネルギー(養分)を節約できるとした木々は,落葉するほうを選んだようです。葉を落とすと光合成による養分は作ることができませんが,葉が作る養分より消費する養分が多いので落葉するほうを選んだのでしょう。一方,常緑樹のほうは進化の過程で冬の間も葉を落とさず合成,光により養分を生産するほうが消費量を上まわり得策だとして,葉を残すことにしたようです。ただし,常緑の葉も1~3年の間に落葉して新葉と交代しています。さて,紅葉と黄葉の話ですが,普段は葉緑体の緑色(クロロフィル)が勝っていて,普段から葉に存在する赤色(アントシアニン)や黄色(カロテノイド)は隠れていて見えませんが,紅葉のこの時期に姿を現し増殖します。そのきっかけは,秋になり気温が低くなると葉緑体の働き(光合成)が低下することです。働きが低下すると養分ができなくなり葉は老化します。老化すると葉の柄の部分に,葉を切り離すための離層という細胞の層を作り,水や養分を遮断します。葉の柄が遮断されると葉には糖分がたまり,アントシアニンが増えて赤色を発し紅葉します。アントシアニンが多く増殖し紅葉する木々は,カエデ類,ウルシ類などです。一方,カロテノイドが増殖し黄葉する木々は,イチョウやポプラ,カツラなどですが,これらの木々では,遺伝子の関係で赤色を発するアントシアニンは合成されないようです。紅葉には紫色のような中間色の葉もありますが,紫色は葉緑体の緑色が残っているうちにアントシアニン(赤色)が合成され,色が混合したものと思われます。ガマズミやノウゼンカズラ,シソなどが紫色を呈します。

 教育出版HP  教育研究所「No.388 「落葉と常緑,紅葉と黄葉」(2014年10月24日)」より引用

 https://www.kyoiku-shuppan.co.jp/kenkyu/case1/2885.html

 

 少々、難しい話になってしまいましたが、樹木が生命維持のために、自ら体の機能を作り出しているということが、理解できました。そのおかげで、人類誕生以来、樹木が出す酸素を私たちは吸うことができているばかりでなく、人類をはじめ生き物が排出する二酸化炭素を光合成によって酸素に替えてくれていると思うと、樹木の果たす役割は、地球上の生き物ばかりか、地球全体に欠かせないものだといえます。SDGs教育の必要性が昨今クローズアップされています。17個ある持続可能な開発目標の根幹ともいえる「森林と人間の関係」を黄金色に輝く校庭のイチョウを見つめながら問い直した初冬です。

朝の屈巣小(執筆:教頭)

 あれほど暑かった夏がいつの間にか遠くに過ぎ去り、朝晩は少し厚手の上着が欲しいと思う季節になりました。令和6年度も、7か月が過ぎ、季節の移ろいの早さ、時が経つ早さに驚いています。

 さて、私は毎朝、出勤すると、まず校庭を1周します。遊具を点検したり、ごみを拾ったりしながら歩いているのですが、私にとっては「よし、今日も1日がんばるぞ!」と思いを新たにするとても良い時間になっています。

 屈巣小を訪れる誰もが「いいですね」「すごいですね」と言ってくださる自慢の校庭の芝生は、地域の芝生管理隊の方々に支えられています。いつも子どもたちが走りやすいように、適切な長さに刈り込んでいただいているので、「ふわふわだけれど、長すぎない」とても気持ちの良い長さです。芝生の上を歩いて、「昨日は雨が降ったけれど、今日は乾いているかな」と確かめるために芝生を触ります。芝生が乾いていると、「よかった。子どもたち、喜ぶだろうな」という気持ちになりますし、濡れていると、「きっと子どもたちはがっかりするだろうけれど、靴下がびしょびしょになってしまうだろうから、朝の外遊びは我慢かな・・・、2時間目休みには乾いているといいな」と祈りながら、朝礼台に赤いコーンを立てます。

 滑り台やジャングルジムのあたりまで歩きながら、ごみを拾ったり、遊具を触って危険がないか確かめたりしているのですが、赴任してこの7か月、屈巣小の校庭に落ちているごみは本当に少ない、ということに、本当に感心しています。放課後に遊びに来る子どもたちもいますし、土日に校庭を使用される団体や地域の方もいらっしゃるのですが、ルールを守って、大切に使ってくださっている、ということを本当にありがたく思います。

 校庭の見回りが終わると、今度は校舎内を回ります。子どもたちが登校する前に、校舎内に異常がないかの点検や環境整備をしていますが、子どもたちの新しい図工や書写の作品を見て、ひとりひとりの頑張りに感動したり、整理整頓がしっかりできているクラスに「すごい!」と感心したりすることができて、とてもうれしい気持ちになります。

 そして7時45分。弾けるように教室に飛び込んでくる子、少し疲れた様子の子、子どもたちの様子はさまざまです。登校するや否や、通学途中で起きた出来事を夢中で話してくれる子もいれば、途中で転んでしまった低学年の子を優しく介抱して、励ましながら連れてきてくれる6年生がいたりと、朝の短い時間に、心を動かされる出来事がたくさんあります。優しく、一生懸命なくすっ子たちに出会えるこの一日のはじまりの時間を、私はとてもかけがえなく思っています。

仲間と協力 笑顔と絆の運動会

 先週土曜日の本校の運動会では、大変お世話になりました。ありがとうございました。

 今年は、9月当初からお彼岸までは、猛暑により練習を中止しなければならない日が続いたり、直前の週は、雨の心配があったりで、土曜日の開催が危ぶまれる状況でした。予定通りに進まない毎日ではありましたが、体育主任を中心に練習や諸準備をやり繰りして、運動会当日を迎えることができました。

 児童も、各々が頑張り、運動会テーマ「仲間と協力 笑顔と絆の運動会」にふさわしい内容にしてくれました。また、準備や片付けにお手伝いいただいた方々にも、感謝申し上げます。例年、皆様のご協力により運動会終了後の片付けをあっという間に終わらせていただいていることに、改めて御礼申し上げます。

 10月は、11月7日(木)の鴻巣市教育研究実践発表大会に向けて、国語科の学習に力を入れてまいります。当日、他校の先生方に授業を公開する学級のみならず、全校で「言葉を増やし、生活を広げる」ことに取り組んでまいりたいと思っております。昨年11月号の学校だよりの繰り返しになりますが、戦後の日本の国語教育を牽引した 大村はま 先生の言葉を原文のまま引用いたします。(大村はま記念国語教育の会HPより)

〇子どもが語彙(ごい)を増やすということは、結局生活を広げることです。

〇ただ、ことばづかいがじょうずだというようなことだけではなく、ことばにたいしては、常に敏感であり たいと思っています。そして、ことばの端々にこもってくるその人の気持ちを感じとるような敏感さと、そこにこめられている自分のことばの端々にいろんな気持ちをこめることをさせたいのです。

〇発表する人に対する温かい気持ちやそれをもり立ててあげる気持ちやその人が言い足りないでいるところを質問してあげる気持ちが大切です。発表する人がいっしょうけんめい発表したけれど、上がっていて大切なことを落としたり、時間が無くなって割愛(省略)したりしたときなどに、その内容をよく知っているお友だちが、じょうずに質問してあげるっていうようなことは、たいへん大切なことだと教えます。

 いずれも、昭和45年に語られた内容ですが、54年後の現在においても、色あせることなく、人として生きる上で大事にしたい感覚であることを教えてくれます。1か月後に迫った発表大会が楽しみです。

「自立・自律と連帯」の具体的な姿 ~林間学校・夏祭りから~

 夏休みが終わり、くすっ子が学校に戻ってきました。本日、校舎内に子どもたちの声が久しぶりに響き、自然と気持ちを切り替えることができました。まだまだ、暑い日が続くようですが、子どもたちには学校生活のリズムを徐々に取り戻してほしいと思います。
 さて、今回は、夏休み中にあった出来事についてお伝えしたいと思います。
 一つ目は、5年生の林間学校です。令和2年度以降、川里3小学校合同での実施を見合わせていましたが、4年ぶりに3小学校合同の林間学校を1泊2日で実施いたしました。同行した私が、2日間の中で、一番の思い出となっていることは、2日目の飯盒炊さんです。
 内容は、飯盒を2つ使い人数分のご飯を炊くことと、じゃがいも、にんじん、玉ねぎを切って、ウインナーと大きな鍋で煮て、最後にカレールーを混ぜること。いずれも、薪を燃やして、直火で調理しなければなりません。5・6名で1つのグループをつくり、その場で作業の役割分担を決め、1時間ほどで、どのグループもおいしいカレーライスを完成させました。
 作業によっては、5年生の子どもにとって手慣れたことではなかったのではと思いますが、それぞれ受け持った作業において、各自が持てる力を惜しみなく発揮している様子がどのグループにも見られました。かまどの係で煙やすすを浴びて、時に目が痛くなるのを堪えながら炎を調節して子、お米を丁寧に研ぎ、ちょうどよい量の水を入れた子、ピーラーで念入りに野菜の皮をむいていた子など、一人一人の努力を互いに褒め合いながら食べている姿が、今でも忘れられません。(林間学校の詳細については、本校ホームページをご覧ください。)

 二つ目は、おやじの会主催の屈巣小夏祭りです。熱中症が心配される暑さの中、焼きそばやフランクフルトを焼いてくださった方々や射的のテントの中で、お客さんお対応をしてくださった方々。かき氷をつくったり、風船ヨーヨーを膨らませることをしてくださった方々、ピンポン玉のボール入れゲームを制作し、運営してくださった方々、きもだめしのコースづくりをしてくださった方々、キャンプファイヤーのやぐらを組んだり安全対策をしてくださった方々、消防署への届けや機械や器具の事前点検や買い出し等々の準備をしてくださった方々。(まだまだ、お仕事はたくさんありますが省略をさせていただきます。)おやじの会の会長さんやPTA会長さんを中心に、子どもたちのために、200%の力を発揮していただきました。中には、初顔合わせの方と作業を一緒にするという場面もあったのではないかと思います。子どもたちを楽しませたいという気持ちで、お互いが結び付いている見えない糸を私は感じることができました。 
 この二つの出来事には、共通点を見出すことができます。それは、目的・目標に向かって、人が集まり、持ち場において各自の持てる力を発揮させ、一つのことを成し遂げ、達成感を得る。その達成感が、互いの心を結びつける。ということです。
 今日から始まる屈巣小の2学期の授業・学年行事・学校行事においても、上記のような心の通い合いをめざしてまいりたいと思います。今学期もどうぞよろしくお願いいたします。

R6.7 屈巣小愛(We love kususyo. )~その2~

 横断歩道を渡った後、停止してくださった運転手さんに、会釈をする。その姿を都心の国会議事堂前の路上でも見ることができました。
 それは、先月14日(金)に6年生が、社会科見学で出かけた際のことです。国会議事堂を後にして、バスが待つ駐車場へ向かうために、数名の児童と大きな交差点を渡ると、当たり前のように、6年生は体の向きを変えて、停車をしたくださった黒塗りの車に、深々と頭を下げお礼の気持ちを伝えていました。引率者の私もそれにつられるように、6年生に遅れをとる形で会釈をし、バスに向かいました。
 この「横断歩道を渡った後、停止してくださった運転手さんに、会釈をする習慣」は、屈巣小のよき伝統です。さらに、それが児童同士の中で脈々と受け継がれているところに価値があります。私をはじめ、教職員が児童に特別に指導をしているわけではなく、上級生の姿を見て、あるいは、大人の姿を見て、児童が自発的に行動(会釈)をしている結果です。このことは、大変貴重なことであり、これからも絶やさずに大事にしていきたいことです。
 いつ、どのようなきっかけで始まり今に至っているのかわかりませんが、屈巣小の卒業生たちが受け継いできた伝統であり、これも屈巣小愛あってのことと、猛暑を逃れたバスの中で、冷たいものを飲みながら暫し考えておりました。
 「横断者がいるのだから、車は止まって当たり前だ」という考えは全くなく、純粋に自分のために、停車していただいた(手間をかけさせてしまった)ことへの感謝(申し訳ないという思いを含めたもの)を伝えている児童の姿は、とても崇高なものです。

 いつまでも、くすっ子の中で受け継がれていくことを私は願ってやみません。We love kususyo ! 

R6.6_屈巣小愛(We love kususyo.)~その1~

 先月、29日(水曜日)に、春の全校花植え活動をしました。1年生から6年生の全員で、1955鉢もの花を1時間足らずの時間で花壇に植えました。1年生は、初めての作業でしたが、ポットの土が地面の上に出ないように、植えることができました。2年生以上は、手慣れたもので、花の茎を痛めることなく、上手にポットから外し、花の列がまっすぐになるように植えていました。
 赤いサルビアにブルーサルビア、黄色とオレンジのマリーゴールド、水色のシノグロッサム、赤や白のベコニア、黄色やピンクのポーチュラカと、花農家さんが、手塩にかけた花で、学校が大変にぎやかになりました。芝生の濃い緑と花の色が重なり、互いを引き立てています。
 今回植えた、花々は、地元の花農家さんから納品していただいたものです。花農家さんは、みなさん、屈巣小学校を卒業した方々です。作業が終わり、児童がいなくなり花だけになった花壇を見つめていると、「屈巣小の子どもたちのために、また、母校のために、」という花づくりに携わっている方々の気持ちが、陽の光を浴びて輝く様子から伝わってきました。多くの子どもたちにとっては、「知らない人が育てた花」ということになりますが、花に込められた多くの人の思い=「屈巣小愛」を子どもたちには、感じてほしいと思います。
また、5月18日(土)から開始された、校庭の芝刈り作業も、屈巣小の卒業生を中心に構成されているグリーンキーパーズの方々が、先述の花農家さんと同じく、「屈巣小の子どもたちのために、また、母校のために、」という気持ちで、10月半ばまで毎週作業をしてくださります。先日は、駐車場等の草の刈り払いまで、していただきました。これも、屈巣小愛のおかげです。
 この他にも、屈巣小愛を児童や学校に向けてくださる方々は、たくさんおられます。(また別の機会でご紹介できればと思っております。)子どもには、その愛をたくさん感じてもらいたいですし、いずれは、未来の屈巣の子(後輩たち)に愛を与えることができる人になってほしいと思います。

 5月19日(日曜日)には、朝のテレビ番組で「はなのまち こうのす」が取り上げられ、オープニングのワンシーンで、本校の様子が放映されました。その番組タイトルは、「花 こころに咲かせて」でした。本通信タイトルの「花」も心に咲く花。心の花を育てる愛や慈しみ(=屈巣小愛)に感謝しながら視聴しました。

We love kususyo ! (Weは、屈巣小につながる全ての人)

R6.5_備えあれば、憂いなし 「いざ」というときに備える

 麦の穂がいつの間にか伸び、学校のベランダにツバメが巣作りをする時季になりました。田んぼの水路に水が引かれ、田植えの準備も始まりました。この時季の屈巣の光景が、私は一番好きです。
 1年生も入学から1か月がすぎ、登下校時の足取りもだいぶしっかりしてきました。3名の交通指導員さんや自主防犯パトロールの方々、スクールガードリーダーさん、そして、保護者の皆様の朝の立哨当番と、多くの方のご協力のおかげで、安全に登下校ができております。毎日、本当にありがとうございます。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
 さて、昨日、大規模地震を想定した避難訓練と引き渡し訓練(1年生のみ)を実施いたしました。1月の能登半島地震(震度7)に続き、3月の旧騎西町での震度5弱、4月の愛媛県での震度6弱、宮崎県や岩手県での震度5弱と、強い揺れが記録されています。関東大震災級の地震が首都圏で発生すると、鴻巣市付近は震度6弱になると予測されています。

(NHK「命を守る情報サイト」https://www3.nhk.or.jp/news/special/saigai/index.htmlより)


 鴻巣市内の小中学校においては、「鴻巣市立小・中学校の震災時における児童生徒の安全確保の係る指針(鴻巣市教育委員会策定)」を受け、鴻巣市において「震度5弱以上」の地震が発生した際は、児童生徒の保護者等への引き渡しを実施することとなっています。また、小学校の児童においては、保護者等に確実に引き渡しが行われるまでは、学校に留め置くこととなっております。その際は、学校からメールを配信し、引き取りをお願いすることになりますが、学校からのメールが、地震の影響で遮断され不通となった場合(学校からのメールが入らない場合)でも、鴻巣市での震度が、「5弱以上」であれば保護者への引き渡しとなりますので、予め御承知おきください。この場合は、ニュース等で震度の確認をしていただき、学校へ向かっていただくことになります。なお、学校ホームページの方でも、児童の引き渡しについてお知らせをいたします。お電話での問い合わせは、回線が混み合い「話し中」となることが予測されますので、予めご承知おきください。
 

 また、屈巣小学校は災害時の避難所となります。学校の防災倉庫には、必要最低限の物が備蓄されている状態です。日頃より、いざというときのために、避難時の物品を備えていただけると幸いです。
(鴻巣市公式HP https://www.city.kounosu.saitama.jp/site/saigaitaiou/1911.htmlより)

 

R6.4_しなやかに、たくましく生きる「くすっ子」を育てるために

 半世紀以上前の旧屈巣中学校時代に植えられた正門付近の桜が、今年も開花し見ごろとなりました。また、屈巣小OBの「グリーンキーパーズ」の皆様に手入れをしていただいている校庭の芝生も、日ごとに濃い緑色に変わるなど、春の到来を五感で感じる季節となりました。
 さて、本日、32名の新入生を迎え、全校193名の児童とともに令和6年度がスタートしました。お子様のご入学・ご進級おめでとうございます。今年度も全職員が力を合わせ、本校の教育活動の推進に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。特に、この4月1日より新たに着任した教職員につきましては、新たな学校・地域ということで不慣れなゆえに、ご迷惑をおかけすることがあるかと存じますが、一日も早く「屈巣の一員」となるよう、一生懸命励みますので、保護者の皆様・地域の皆様の温かいご支援、ご協力を賜りますことをお願い申し上げます。
 今年度の学校経営構想(グランドデザイン)を以下に掲載いたしました。(ホームページ上では、学校概要に掲載)学校では、授業を中心に行事等、様々な教育活動を行います。児童の毎日の活動には、一つ一つ目的や意義があり、目標達成をめざして取り組んでおります。この目標を達成する毎日の営みを、6年間積み重ねた最終的な本校児童の姿を学校教育目標【しなやかに、たくましく生きる「くすっ子」】としております。子どもたちが社会に出て、私たち大人の跡を継いでいくようになるまでには、困難や課題を乗り越えていかなければならない場面がいくつもあります。そのとき、子ども達にはどんな力が必要なのかと考えたとき、人としての「しなやかさとたくましさ」が結び付きました。未来の社会を創る今の屈巣の子どもたちを「しなやかに、たくましく育てる」ことを私どもの使命と捉え、令和6年度の教育活動を進めてまいります。
 一方、「本校職員の元気でいきいきとした姿こそが、子どもたちにとっての最大の教育環境」という観点から、職員の働き方改革を進めることも大事な視点となります。留守番電話設定時間の拡大や下校時刻を通常より早める日の設定、登下校中の安全確保を交通指導員さんや地域のボランティアの方々、そして保護者の皆様に担っていただいていることなど、職員の勤務時間外労働時間の適正化につながる取組に、ご理解、ご協力いただいておりますことに改めて感謝申し上げます。今年度も引き続き、皆様のご支援、ご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

3月は、1年間で、一番大切な月

 梅の花が早くも満開となりました。春の訪れが思いの外早く、この時季に暖かい日が多いことはありがたいのですが、6・7月はどんな暑さになるのだろうかと、心配をしてしまうほどです。学校の職員玄関には、先週おひな様が飾られ、弥生3月になったことを感じさせてくれています。
 さて、令和5年度も残り少なくなりました。3月22日(金)が6年生の卒業式。今回から、在校生代表の5年生や学校評議員さんが参列して、卒業生の門出を祝うこととしました。26名の卒業生が、自信をもって元気に巣立つ日となることを願っています。1~5年生は、3月26日(火)が、修了式となります。
 この修了式では、年度の最後の通知表を「修了証」とともに渡します。(6年生は卒業式の日)修了証には、「第〇学年の課程を修了したことを証する」と記載しています。修了とは、その学年で学習する内容を修めて(学んで)終了した(終わらせた)ということになります。しかしながら、1年間の学習内容の習得状況には、個人差ありますので、この3月に再度、復習し、次の学年に備えることが大切となります。その、一つの方法として、学習用端末機(タブレット)に付帯されている「ドリルパーク」やチームス内にある個別指導アプリの「eボード」を利用して、個々の習得状況に応じた復習(自主的な学習)を進めることがあげられます。「eボード」は、問題の解き方・考え方を授業のように動画を用いて解説してくれます。「ドリルパーク」も「eボード」も、前の学年に戻って学習することができ、お薦めのアプリです。【ただし、システムの更新作業があるため、春休み中のタブレットの持ち帰りはしませんので、ご了承ください。】
 児童に、確認してほしいことが、もう一点あります。それは、人とのかかわり方=社会性です。例えば、あいさつや返事、ありがとうやごめんなさいなど、対人関係を良好にする言葉を必要な時に、自分から言えるかどうか。また、自分の気持ちをどのように伝えたらよいか、などです。このことには、教科書はありませんが、学年に応じて求められることは、変わっていきます。
 6年生は、あと15日間、5年生は、あと17日間、4年生以下は、あと16日間の登校日数です。残り少ない期間ですが、気持ちを落ち着かせて、今日1日の生活を大切に過ごし、次の学年につなげる3月としてまいりたいと思います。特に、C日課で、早帰りになる期間の放課後や春休み期間の過ごし方(交通事故防止・友達との関わり方・人に迷惑をかけない遊び方、SNSの取扱い等)について、ご家庭でも、お子様へのご指導をお願いいたします。
 ご理解とご協力の程、どうぞよろしくお願いいたします。